主婦の黄昏泣きにベートーベンを!

こんばんは。

今日は、お天気の割りに、風が冷たくて冷えました。
主人からのホワイトデーの品物を自分で調達しに意気揚々と街へ繰り出しましたが、行きはヨイヨイ帰りはコワイ....
物凄い花粉症の症状でぐったりしています。
百貨店で買ってきたクッキーは、ホロホロとしていて美味しいに違いないのですが、そのホロホロ感がなんだか花粉を纏っている様に思えて、まだ手が出ません。

グズグズの鼻をなだめながらボーっとしていると、もう夕方。
赤ちゃんの黄昏れ泣きってありますねよ。
夕方になると何故か機嫌が悪くなって、何をしてもご機嫌ななめが続くっていう。

あれ、主婦にもあると思うんですよね。
夕方が近づくと、徐々に見も心も重くなってきて・・・
あ~もうこんな時間?
今晩のおかず何しよ~
というか何できる?
今日も家事中途半端!いや全然できなかった・・・泣。
みたいなネガティブな気分に陥ります。
私だけでしょうか・・・

しかし!家族のご飯だけは作らなければなりません!
そんな渇を入れたい時に聴くのは、ベートーベンの交響曲第5番、運命。



Seiji Ozawa Beethoven 交響曲 No 5 (運命)


この曲、本当に私の黄昏れ泣きに効くんです。
気分の下がっているときに、いきなりポジティブ全開がんばろうぜみんな!みたいな曲はまずNG。
運命の冒頭のジャジャジャジャーン!ダダダダーン!からの暫く沈んだ感じの旋律が、荒れてすさんだ私の心にまず寄り添ってくれます。共感された~感が胸に染みます。
この曲って、若い頃は勝手に暗くて絶望的な運命の曲だと思っていたのですが、全然そんなことなくて、困難の中にも希望に満ち溢れてる曲だなと感じるようになりました。
聴いていると徐々に徐々に力が みなぎってくるから不思議です。
楽家でありながら難聴という病と闘っていたベートーベンの名言「苦悩を突き抜けて歓喜にいたれ」
素敵な言葉です。

さあ、運命を聴きながら、立ち上がろう!玉ねぎを刻み、お玉をふりかざそう!
夕飯作るだけでも私にはドラマチックな場面。

大人の黄昏れ泣きにはベートーベンでいきましょう。